会社概要

1.社⾧挨拶

私共は、プローブ業界で教えを請い、プローブ業界への貢献を胸に努力してきました。

多くの諸先輩の教えを受けて、何が必要とされるかを実現するよう努力してきました。

多くの失敗を重ねましたが、ここ数年、やっと「真に何が求められるか?」を掴めるようになりましたので、それらを商品化しています。

お陰様で、新商品は、大きな反響をもって受け入れられています。また、開発を中断していた商品も、「真に何が求められるか?」と言う観点から見直して、徹底したコストダウンと実用性のある発想で、再挑戦できる見通しを得ました。

今後とも、皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

社長 六角 正

2.取扱い商品

弊社グループの取り扱う商品は、以下の通りです。

  • (1)プローブカード用クリーニングシート(商品化済)
    プローブカード用クリーニングシートの機能的構造概要
  • (2)プローブ用リシェイピングシート(開発中)
    プローブ用リシェイピングシートの機能的構造概要
  • (3)実用性とコストダウンで見直して再挑戦する垂直プローブ(VPT=Vertical Probe Transform)
    Item Old Plan New Plan
    ピン材料 イリジウム レ二ウムタングステン
    材料の⾧所 酸化しない
    高いCCC
    機械的強度大
    高いCCC
    材料コスト低い
    材料の短所 材料コスト大 酸化し易い
    短所の補完 安くならない 酸化膜除去機能をもつクリーニングシート採用
    狙いの市場 ファインピッチ ファインピッチは狙わない
    EVデバイス他
    絶縁コーティング 不可欠 コーティングなしでコスト引き下げ
    垂直プローブ(VPT)への再挑戦の計画概要

3.会社の歩みと経緯

年号 イベント 活動内容
2010年8月 プローブイノベーション株式会社 (広島)を設立 サンケイエンジニアリング株式会社の協力を得て、カンチレバープローブとワイヤープローブへの、レアメタルロジウムの適用を促進した
2015年8月 Probe Innovation USA, LLC (Texas)を創立 サンケイエンジニアリングからは独立し、エンジニアリング会社として、ロジウム製の垂直プローブの適用促進。
2018年12月 究極の垂直プローブVPT, ”Vertical Probe Transformed inside jig” に到達しかし、高級なプローブ材料イリジウムを使用し、ファインピッチに取組むなど高級志向をしたため開発が遅れて、資金が続かず挫折した。
2023年 これまでの多くの失敗から、「時代の要請に従う」「プローブは低接触力で低接触抵抗」を開発方針に切り替えて、画期的なプローブカード用クリーニングシートの構想に到達。現在に至る。
2024年10月 博多で開催されたSWTest Asia 2024 で、「クリーニングシート」をパネル発表。
2024年12月 テスプロ㈱のブースをお借りして、セミコンJapan 2024 でクリーニングシート発表。
2025年3月 鈍化したプローブ先端形状を効率よく鋭利な形状に再生させる「リシェーピングシート」の構想に到達、日米に特許出願済。台韓に優先出芽に予定。試作終了、検証試験開始中。2025年5月または6月までに開発終了予定。

4.企業集団としての組織

プローブイノベーション㈱とProbe Innovation USA は、代表者と営業スタッフだけの会社です。

しかし、代表は全ての技術構想、商品構想の源泉ですが、技術の後継者は確定しており、営業統括の後継者を育成中です。

以下に示すような、優秀な技術集団と、全世界を網羅するサービス販売会社に支えられて、事業を推進しています。

企業集団としての組織